出羽桜 "初" の山廃仕込み
出羽桜 "初" の「山廃仕込み」の特別純米が登場。出羽桜らしさを感じられる「山廃仕込み」がコンセプトです。
7号酵母を「山廃仕込み」で育て、五味豊かな「複雑な味わい」と、出羽桜らしい「美しいキレ味」を表現しました。これまでにない、「山廃の新境地」を切り拓きたいと考えております。
なお、通年販売商品として販売予定ですが、限定商品のため完売の可能性もございます。ご理解のほどお願い申し上げます。
ところで山廃って何?
「山廃仕込み」とは、明治42年(1909)に開発された、酵母(酒母 しゅぼ)の育て方です。現在主流の「速醸仕込み」仕込タンクに初めから乳酸を添加し、すぐに酵母の育成に移行し、約二週間で酵母を育てます。
山廃仕込みは、酵母を雑菌から守る「乳酸」の育成を、蔵に潜む自然の「乳酸菌」に依存し、約一ヶ月の手間隙をかけて酵母を育てます。
複雑な工程を経て、乳酸菌を酵母の仕込みタンク内に導く技は、まさに日本人の英知が生み出した奇跡です。蔵人と微生物が奏でる極上のハーモニーをお楽しみ下さい。
飲んでみました
上立ち香は穏やかで、食べ物の邪魔をしません。出羽桜にしては少し香りが少なめ。
口に含むと、日本酒度+2と低めではありますが、あまり甘く感じません。米の旨味がある純米酒らしい純米酒です。
山廃の酒らしく、豊富な酸と旨味があり様々な味が凝縮されている感があります。夏など暑い季節には冷たくヒヤして、秋以降はヒヤから常温、そしてぬる燗まで試したい出羽桜の意欲作です。
IWC SAKE 2012 純米酒の部
SILVERメダル受賞
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