・新橋本店 4/27休業、4/28〜5/10まで無休営業 5/11休業
・山居倉庫店 無休営業
・みなと市場店 毎週水曜定休
毎年たくさんのご来店誠にありがとうございます。
新橋本店の駐車場混雑時はスタッフにお申し付け下さい。

庄内竿作りの名人、朝香さん

庄内地方では古くから磯釣りが楽しまれ、江戸時代の庄内藩では 藩士の磯釣りを「釣道」として奨励し、磯釣りを「勝負」と称するほどでした。
釣りが盛んであるということは、当然道具作りも同様です。 庄内竿という特色のある竿が生まれたのは必然だったのです。
庄内竿は庄内地方で苦竹と呼ばれる竹(メダケ属の一種と推定されている)を用いて作られ、 主に4年物の竹が根付きのまま使われます。
他の和竿とは異なり、竹の皮を剥かず、糸を巻かず、漆を塗らず、 単に燻して磨く作業を繰り返して作られるため、竹の採取から完成まで3年以上かかります。
朝香さんは55歳ぐらいの頃から退職を機に趣味が高じて庄内竿をつくり始めました。 現在、朝香さんほどの規模で庄内竿を作っている職人はほとんどいません。

胡桃皮のかご作り
現在(2024年)、朝香さんは77才になりました。
精密な庄内竿を製作できる手先の器用さを活かして、5年ほど前からカゴを作り始めました。
朝香さんのかご作りの様子を順を追って見ていきましょう。

工房の机で編み込みを行う朝香さん。
このあたりでは5mmの細い皮で細かく編み込むのは朝香さんだけだと思います。皮を5mmに正確に切るだけでも難しい作業です。

夏は4時半に起きて5時に工場に来る。
「夏熱くて冬寒い劣悪な環境で作っています(苦笑)」と仰る朝香さん。
一つのカゴが編み上がるまで3〜4日。
原材料作りから考えると、驚くほどの時間と手間がかかります。
「みなさんに喜んでもらえるのが一番うれしいし、作り甲斐になる」
ハンドバッグのような使い方で愛用していただけたらうれしいそうです。
朝香さんが一つ一つ想いを込めて編み上げたぬくもりのある作品をどうかご愛用下さい。
※新橋本店・みなと市場店の店頭で展示しておりますので、お近くの方はぜひ手にとってご覧下さい。
- お酒用のかごではないので、あまり重いものを入れないでください
- 一週間に一回くらい使ってもらえば虫が付いたりはしないので、できるだけ使ってほしいです
- 保管の際は防虫剤を入れてください
- カビが生えるといけないので、ビニール袋には入れないで保管してください
- カゴの破損を防ぐため他の商品との同梱の発送は出来ません
販売品一覧 (すべて手作りのため一品限りとなります)
No.139
W約34cm×H約17cm×D約11cm ハンドル長 32cm
No.140
W約34cm×H約17cm×D約11cm
ハンドル長32cm
No.176
W約35cm×H18cm×D12cm
ハンドル長 33cm
No.187
W約33cm×H22cm×D10cm
ハンドル長 32cm
No.189
W31cm底部27cm×H21cm×D12cm
ハンドル長 33cm
No.190
編み込みがたいへん難しいアウトポケット付きです。
W32cm×H22cm×D11cm
ハンドル長 32cm