日本酒の蔵元が挑戦するワイン造り

2013年に山形県酒田市・楯の川酒造の支援を受けて復活した山形県鶴岡市にある奥羽自慢(おううじまん)。
新たな挑戦として国産ワイナリー「HOCCA WINERY」設立しました。

ブランド名である「HOCCA」は、農家さんの「ほっかむり姿」からイメージした造語であり、「美しさ」「健気さ」「実直さ」「微笑ましさ」をワインに付与したいという思いからきています。
2018年に「HOCCA」ブランドの第一弾商品として発売を開始した「キール」は、フランス生まれのカクテルをリキュールとして商品化した果実酒で、自社醸造の白ワインをベースにカシス果汁をブレンドして造っています。

味わいは甘酸っぱく、よく冷やして食前酒としてお楽しみいただける他、オレンジジュースやジンジャーエールで割って、デザート酒としてもお召し上がりいただけます。
2019年から出荷を開始した「シードル」は、日本酒醸造で培った瓶内二次発酵の技術を応用して醸造いたしました。
ワイン造りのこだわり

何故、日本酒蔵がぶどう栽培からワイン醸造まで手掛けるのか?
それは、庄内の美しい風景を後世に伝えていきたいという想いからです。

私たちが、ぶどう栽培に使用している畑は、以前、野菜畑や果樹園であった休耕地です。
庄内エリアでは、昨今の少子高齢化社会・人口減少によって使用されなくなってしまった畑が増えています。

そういった休耕地を再利用し、庄内の美しい風景を少しずつ取り戻していきたい。
そして、いずれは庄内エリアがワインの銘醸地となり、地域活性化やワインツーリズム等を開催できるような取り組みを行っていきたい。そんな想いで、ぶどう栽培に取り組んでいます。

ワインの醸造を担当するのは、奥羽自慢で日本酒「吾有事」を手掛ける醸造責任者・阿部 龍弥。
「りゅうやん」のニックネームで皆から親しまれています。
彼は、20歳で楯の川酒造に入社。当時、醸造に関する知識は皆無だったものの、並々ならぬ情熱からめきめきと頭角を現し、現在は日本酒兼ワイン醸造責任者として奥羽自慢を任されています。
日本酒醸造で培った低温発酵で透明感のある綺麗なお酒を醸造する技術は、どこのワイナリーでも決してできるものではありません。

実直で挑戦を恐れない性格の彼が造るお酒の味わいは、エネルギッシュ且つピュアな味わいで、正に彼の人柄がお酒から伝わってくるよう。
今回のプロジェクトでも「日本酒とワインは同じ醸造酒であるが、実際に造ってみると全然違った。日本酒は、酵母の発酵を管理してあげることが大切。
しかし、ワインの場合は、ぶどうの品質と発効後の処理で味わいが決まってくる。
その違いが面白いところであるし、この経験は日本酒醸造にも間違いなく活かすことができる。
これから更に経験を積んでいって、いずれは日本酒とワインを融合した新ジャンルのお酒を造ってみたいし、日本酒醸造とワイン醸造との相乗効果で、日本を代表するようなお酒を造っていきたい。」と情熱を燃やしています。

![]() タケダワイナリー ブラン・ド・ノワール樽熟成 白 750ml 2,640円 |
![]() フランチャコルタ・ブリュット 約24ヶ月の熟成の本格派スパークリング 750ml 4,914円 |
![]() ファット・バスタード シャルドネ 仏産シャルドネ部門で全米No.1の売上 750ml 1,422円 |
![]() デ・ローチ エステイト ヴィンヤード 良いブドウが収穫できた年のみに生産されるピノ・ノワール 750ml 18,700円 |
![]() モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 初心者の方も十分に美味しさが楽しめます 750ml 1,521円 |
![]() 嘉 yoshi スパークリング シャルドネ 高畠ワインを代表する人気の甘口スパークリングワイン 750ml 1,892円 |
日本酒蔵で醸造した事を感じられうようなメロン様の吟醸香も微かに感じられます。
お刺身や天ぷら等に合わせてお召し上がりください。