でわきらり
出羽きらりで醸した酒たち
様々な目的に使用される出羽きらり出羽きらりの名前がつく前は山形100号の品種で呼ばれました。山形県の酒米に詳しい方だと気づくかもしれませんが、この米は酒米に特化していない多用途米(食用や加工用などいろいろな目的に使用される)です。 酒造りでは掛米用の多収品種として 育成されました。耐病性、耐冷性が強い中生品種です。大粒で心白発現率が高いが胴割れしにくいのが特徴。雑味がなくすっきり淡麗な酒質になり、掛米として甘口・辛口などさまざまなタイプの酒に対応できる特質です。 これらの特徴は、なんとなく出羽の里を思わせるところもあります。量がしっかり収穫できて大粒。すっきりと味が整う特徴は共通です。純米を中心にこれからもっと広がってほしい酒米です。 様々な目的に使用される出羽きらり上記の特性のため、出羽きらりが使用された酒はとにかくコストパフォーマンス抜群です。酒の仕込みの中で一番量が多く使われるのが掛米です。 全量出羽きらりというお酒ももちろんありますが、麹米を上のクラスの米にして掛米を出羽きらりにしている酒もあります。 いずれも旨味と綺麗さがバランスしたお酒です。ぜひお楽しみください。
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出羽のきらりデータ
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※上記のテキスト・画像等のデータは文一総合出版発行 副島顕子著「 酒米ハンドブック」を基に、 著者の許可を得て作成しております。無断転載を禁じます。 |
瓶のネックの部分には大辛口との明記はありますが、そこまで極端な辛さはなくバランスが取れた辛口です。
木川屋のスタッフからも好評だったこの純米大吟醸。
造り手の若い情熱と歴史ある蔵元が融合した意欲作をぜひお楽しみ下さい。