山形県酒田市 菊勇株式会社
菊勇・きくいさみ、三十六人衆
蓋麹製法にこだわった酒造り創業は昭和48年(1973年)。 鳥海山、日本三大急流の最上川、日本海、ササニシキで有名な庄内平野を眼下に望み、綺麗な空気、清冽な水など日本酒醸造にはまたとない好環境好条件の中で菊勇が造られております。 建物は庄内の小高い丘にあたる黒森地区にあり、屋上からの風景は非常に雄大なものです。菊勇の特徴のひとつに、麹造りがあります。 清酒の造りをご存じの方でしたら、麹造りの大切さはお分かりかと思いますが、菊勇の場合は純米酒以上は全て蓋麹製法で行なっています。 蓋麹製法は麹の造り方の一つですが、最も手間がかかる造り方で通常は鑑評会用の大吟醸など特殊な高級酒以外は採用しない方法です。 酒質向上著しい期待の蔵元2008年付近からは品質向上に特に注力している蔵元です。吟醸造りではここ数年で酒質が最も向上した蔵元といってもよいでしょう。 丁寧な蓋麹製法で造ったお酒の管理にサーマルタンクや冷蔵施設を増設したりと設備投資も怠りません。 その努力が実り、近年では全国新酒鑑評会をはじめ数々の賞を受賞しています。特約店販売銘柄の「三十六人衆」も種類が増えており、今後がますます注目される蔵元です。
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口当たりはたいへんなめらかで酸は高くなく、味わいにも甘みがあります。キレよりもやわらかさ、ふくらみがある酒で、飲み疲れせず繰り返し飲めるお酒です。
香りを楽しみたい方は冷やしすぎに注意して、甘みが強いと感じる場合はより冷やすのがおすすめです。