
「酒は生き物であり、正直なものです。手を抜いたお酒は、目の前にいるきき酒名人はごまかせても、大勢の消費者と月日の流れはごまかせません」と語るのは梅津伊兵衛社長。
酒どころ山形県で300年の歴史を持ち、また常にトップクラスの人気と酒質を維持する蔵の社長の言葉だけに説得力があります。
酒造りに適したまほぼろばの郷
蔵がある高畠町は、天然の農作物や果実が豊富にあり、「まほろばの里」と呼ばれています。
また、冬は雪が多く家屋が埋もれてしまうほどだといいます。しかし、この冬の厳しさはまた、酒造りには欠くことのできない条件のひとつです。
清麗な水と空気に恵まれて、高畠町は、酒造りに最適な町とも言われています。米鶴は酒質第一主義を掲げ、原料の選定から製造方法まで、丹念に、そして丁寧に行われています。
こうして造られる酒は、軽快で爽やかな風味と上品さを醸し出します。米鶴の酒の大きな特徴です。
最古参の吟醸酒 米鶴 F1
大吟醸F1は、酒造好適米の山田錦を45%まで精白し、低温醗酵によりじっくりと造り上げた逸品です。
淡麗な旨みは、酒造りの限界に挑み続けた結果の味。しかもこの酒が始めて市場に出たのが、昭和44年のこと。
現在の吟醸酒の流行を考えれば、先見の明があったというべきでしょうが、それよりもむしろ、この時代に本当に旨い酒を造ろうとした、その心意気に拍手を送りたいと思います。
「酒は蔵人の心をうつす鏡である」という蔵の信念が伝わってくるようです。
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