東の麓の新しい取り組み天弓シリーズ
東北芸術工科大学では、東の麓酒造有限会社共同開発を行い、
コンセプトから、ネーミング、ブランド展開ストーリー、そしてラベルデザインまでトータルなプロデュースをしました。
「天弓」とは、雨が降った後の晴れた空に見られる「虹」のことを意味しています。
天気の「晴れ」は、「ハレ」として節目を指す言葉としても用いられ、儀礼などの「特別な日」を指します。
これに対し、「ケ」は「普段の日」を表すとされています。「天弓」は、そんな「ハレ」の日にも「ケ」の日にも、感謝の気持ちを届けてくれる日本酒として開発されました。
ラベルは虹をベースとしながら、「ハレ」と「ケ」の日々をそれぞれ表すデザインとなっています。
山形県を代表する新たなる酒米「雪女神」
山形県が打倒「山田錦」を目標に開発を行った県を代表する酒米として登場した雪女神。
その雪女神を40%まで精米して醸した純米大吟醸です。
まず特筆すべきはフルーティな香りです。
天弓シリーズ中一番華やかな香りがあり、甘くふんわりとした香りがお楽しみ頂けます。
酸度は1.4とそれなりにあるのですが、嫌な酸味はなく、スッキリと繊細で淡麗な味わいに仕上がっています。
味わいは澄んだ甘味があり、最後のキレにほんの少し辛口さを感じさせます。
当店スタッフ全員できき酒をしたときは、やや辛口に感じる者お居りました。
飲み手によって評価が分かれるところですが、全体としてはは甘口の酒と言えるでしょう。
淡麗で甘めの酒質は飲み始めの方でも十分楽しんで頂ける上品な味わいです。
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