| 新橋本店 | 山居倉庫店 | みなと市場店 | |
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| 営業日 | 4月26日は休業、それ以外は営業 | 無休で営業 | 4月28日は休業、それ以外は営業 |
| 営業時間 | 9:00から19:00まで | 9:00から17:00まで | 9:00から18:00まで |
松ケ岡の丘に広がる、庄内ワインの新しい風景
山形県鶴岡市羽黒町、松ケ岡開墾場のほど近くにある「ピノ・コッリーナ ファームガーデン&ワイナリー松ケ岡」を訪ねてきました。
月山を望むゆるやかな丘陵地に葡萄畑が広がり、ワイナリー、レストラン、ショップが一体となった、庄内でもたいへん印象的な場所です。
松ケ岡は、明治初期に旧庄内藩士たちによって開墾された歴史ある土地です。かつては桑園やシルク産業で知られた場所であり、現在も松ケ岡開墾場としてその面影を残しています。ピノ・コッリーナの魅力は、単にワインを造っているというだけではなく、この土地の歴史や風景、そこで暮らす人たちの思いを、ワインという形で伝えようとしているところにあります。
ワイナリーの始まりは、イタリアのランゲの丘の風景と松ケ岡の風景を重ねたことにあるそうです。山に囲まれ、斜面に葡萄畑が広がる景色。その美しさを、松ケ岡にも根付かせたい。そんな思いから葡萄栽培が始まりました。2017年から定植を始め、現在は松ケ岡の土地に合った葡萄を育てながら、庄内松ケ岡産の日本ワイン造りに取り組んでいます。
松ケ岡は、庄内柿をはじめ果樹栽培も盛んな地域です。ゆるやかな傾斜は水はけがよく、日中のあたたかな日差しと、夜に月山方面から吹き降ろす冷たい風によって、昼夜の寒暖差が生まれます。この寒暖差が葡萄に糖分を蓄えさせ、松ケ岡らしい味わいにつながっていきます。ピノ・コッリーナでは、土壌や気候、生育状況を見ながら、農薬などの使用をできるだけ抑え、その土地の個性が感じられる栽培を大切にしています。



葡萄の個性をやさしく引き出す、ピノ・コッリーナの醸造
醸造においても、できるだけ葡萄に負担をかけない方法が選ばれています。特徴的なのが「グラビティ・フロー・システム」です。 これはポンプで強く移動させるのではなく、重力を利用して葡萄やワインをやさしく扱う醸造方法です。
そのためワインの醸造スペースはこの緩やかな丘陵地帯を利用した畑よりも低い地下部分に存在しています。 葡萄の繊細な個性を損なわず、エレガントでその土地らしい味わいを引き出すための考え方です。
ピノ・コッリーナが目指しているのは、自然の力に逆らわないヴァン・ナチュール、つまり自然派ワインです。 ただし、単に「自然派」という言葉だけで語るのではなく、農業、化学、アートを組み合わせたものとしてワイン文化を捉えている点が印象的です。葡萄を育てる農業、土壌や醸造を見つめる科学、そして味わいや景色、歴史、造り手の思いを含めた個性。そのすべてが一本のワインの中に表れます。
良質のぶどう作り、そしてぶどう作りのための土作り、土・環境のための気候風土の理解、全てを緻密に計算し、設計し試行錯誤を 繰り返す既存のワイナリーとは一線を画す「哲学」が有ります。



庄内唯一の正規特約店として、松ケ岡ワインの魅力をお届けします
近年では、ワイナリー松ヶ岡で醸造された「鶴岡甲州2023」がIWC2025で金賞を受賞するなど、品質面でも注目を集めています。庄内は日本酒の印象が強い地域ですが、ピノ・コッリーナの存在によって、庄内の風土から生まれるワインの可能性も大きく広がってきました。
木川屋は、このピノ・コッリーナのワインを庄内のお客様にきちんとお届けしていくため、庄内地方で唯一の正規特約店としてお取り扱いを始めました。地元・庄内にある店として、単に商品を並べるだけではなく、松ケ岡の畑を訪ね、造り手の話を聞き、その背景まで含めてご紹介していきたいと思っています。
松ケ岡の歴史、月山を望む風景、葡萄畑の広がり、そして造り手の挑戦。ピノ・コッリーナのワインには、そうした庄内の時間が静かに詰まっています。木川屋でも、この土地から生まれるワインを、庄内・山形の新しい魅力のひとつとして、丁寧にご紹介してまいります。




















