栄光冨士 蔵見学

杜氏が変わり、体制が新しくなった栄光冨士(冨士酒造)の見学勉強をしてきました。

当店スタッフの勉強を兼ねて、妻、山居倉庫店 佐藤、店長 山崎、私の4人で参加です。


久しぶりに訪れましたが歴史と趣のある立派な蔵元です。


鶴岡は酒田よりも雪が多いですね。


杉玉は新しくないですが、新酒はできています。


応接室です。今回は妻と新橋本店 山崎、みなと市場店 佐藤法子と私の4名でお邪魔しました。私と妻以外は初めての蔵見学ですので、たくさん勉強することがありそうです。


こちらが栄光冨士醸造元 冨士酒造の加藤有慶(ありよし)社長。杜氏の交代により造り手が若返ったため、社長自ら現場に入り陣頭指揮を執っています。


数々の賞状は銘醸蔵の証です。


土間にある額はいつのものでしょうね?


客間の隣の部屋です。


仏壇には加藤有倫(ありみち)会長の遺影もありました。木川屋は会長にはとてもお世話になりました。本当にありがとうございました。


土間にある長い棒は加藤清正が振り回したとの伝説の槍です。そうです。栄光冨士の加藤家は加藤清正の末裔なのです。


では蔵の中へ入ります。


社長の奥に立つのは入社二年目の羽田琢さんです。福島出身で山形大学卒業後に入社されました。まだ二年目ですが、将来の造りを背負って立つ方です。かなりのイケメンですよ。


蔵では浸漬作業が行われていました。時計とにらめっこです。


真剣なのは当たり前なのですが、現在の酒造りにおいては原料の前処理は非常に重要になります。


蒸しを行う釜場へ向かいます。


羽田さんどうですか。イケメンでしょう? でもとても真面目な方です。栄光冨士に女性ファンが増えそうですね。


仕込みの日程について説明する社長。
社長が現場にいることによって、蔵人の士気も違ってきます。


釜は一般的な和釜ですが、均一に蒸せるように工夫しています。


放冷機です。連続放冷機ですが、大吟醸等は別の工程で放冷します。


仕込み部屋に向かうエアシューターです。


仕込み部屋(醪部屋)に行きます。


綺麗な顔ですね。


ちょうど搾りを行なっていて、タンクの口に醪を櫂棒で集める作業をされていました。


栄光冨士の仕込み部屋はタンクの足場が板で敷き詰められているので安全ですね。


分析室から出てきた美しい女性は池田さんです。なんと彼女は麹造りを担当されているとか。大吟醸の麹は二時間おきに見るので泊まりになります。その作業もされているそうです。すごいですね。

今回は蔵元のご好意で麹室も見学いたしました。麹室に入ったことがある方はわかると思いますが、そうです一瞬でレンズが曇ってしまい撮影不可になってしまいました。


天井の梁も立派です。


この建物は大正時代の建物のようです。


薮田(圧搾機)から出てきたお酒をごちそうになりました。
ガスが抜けきってないピリピリがありましたが、槽口から出てきたばかりのお酒を飲むと蔵元に来ているんだなぁと実感します。


裏手には冷蔵コンテナもあります。
この隣が製造棟です。


こちらではお酒のラベルを貼ったり製品化作業をされています。
栄光冨士の蔵の方はみなさんお綺麗ですね。顔で採用しているんでしょうか。


瓶詰めのラインです。


社長と製品のスタッフのみなさん。


こちらは製造管理の加藤さん。いいオトコですね。
やはり顔を基準にしているのかも。


南部から造りに来られている「親分」こと佐藤さんを囲んで。
良い雰囲気で酒造りが進んでいます。


蔵を一回りしたら、先ほど洗米していたお酒が水切りの状態で置いてありました。
明日の蒸しに使うのかも。


そしてこれがトイレです。なんとも贅沢な造りのトイレ。


最後に社長と一緒に記念撮影をしました。
新しくなった栄光冨士、経験はたしかに少ないのですが最初の年とは思えない良い酒が蔵から出荷されています。いつもお世話になっている営業の村上さんともお会いできました。庄内美人を思わせる繊細で上品なお殿様のお酒。栄光冨士のお酒はそんなイメージがあります。

新しい体制で今後も美酒を醸してくれると思います。ファンの多い栄光冨士ですが、まだ飲んでない方もぜひ一度お試しください。

加藤有慶社長、蔵人の皆さんお忙しいところ本当にありがとうございました。

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