上喜元 蔵見学

久しぶりに上喜元に行きました。当店からは車で10分くらいの距離ですが、年末年始は忙しくて蔵に行くなんてとても無理で、なかなか蔵に酒造りの手伝いもいけませんでした。やっと時間ができてきたのでちょっと行ってきました。

蔵人もみんな顔なじみの方ばかりです。一人で蔵をうろうろしていても誰も気に留めません。(^^;) もちろん無断で入れないところ(麹室とか)はちゃんと断ってから入っています。蔵の空気はどこか懐かしい感じ。「今日は手伝っていくの?」とか、「おーひさしぶり」とか、みなさんに声をかけていただきました。

以前、蔵の隣が火事になったときは、一番に駆けつけ、母と私で麹室から消火の水を汲み出したりしたのですが、3年ほど前、麹室も改築されました。

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分析用の機械やいろいろな新しい機器、フィルター等も入っており、酒田の旧市街地に唯一残った蔵元で、敷地面積は狭いのですが、さらに蔵の中が狭くなっていました。(^^;)

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この日はちょうど午後から雫採りの作業を行うとのことでした。鑑評会に出品する大吟醸の搾りの作業です。


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搾りの準備が整っています。


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搾られたお酒は斗ビンに貯蔵されます。

気が散ってはたいへんということで、午前中で退散しましたが、ひさしぶりに放冷機の横で蒸し米を細かくして放冷する作業を手伝いました。


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社長兼庄内を代表する名杜氏である佐藤正一社長と二人での作業となりました。造りも終盤が近づいているので、疲れがだいぶたまっているように見えました。

このように、社長自らが最前線で仕事をする蔵元なので、自然と蔵人も仕事に励むのでしょう。


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今年は、気温が高くて、仕込みもたいへんそうでしたが、また上喜元の旨い酒が楽しめそうです。

出羽桜 山形工場 蔵見学

結婚して子供が生まれてからなかなか長期間の造りの研修にいけませんでした。

以前は一週間くらいの単位で、よくお邪魔していました。

出羽桜山形工場は、この仕事を始めるにあたって、長期間酒造りについて勉強させていただいた、私の原点ともよべる工場です。

今回は妻も連れてお邪魔 することにしました。


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最初に私達を出迎えてくれたのは、昭仁さん。


山形工場の造りでは大吟醸の仕込みの責任者も担当されています。大学は山形大学農学部(鶴岡キャンパス)のご出身なので、庄内地方も少しわかる方です。

ここは醪(もろみ)がある仕込部屋です。


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タンクには登りやすいように足場が設置されています。

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今年は気温が高くても醪の管理もたいへんです。
温度を上げるためにつかう暖気(だき)ですが、今回は氷を入れて、醪を冷やすほうに使われています。


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大吟醸のサーマルタンクです。


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こちらは搾り担当の大石さん。

造りが終わるとリンゴなど農業に戻られます。
いつもいろいろ作業を教えてくださいます。


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ここは枯らし場です。出来上がった麹(こうじ)を乾燥させるところです。
ちょうど麹を運び出しているところでした。


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出来上がった麹です。
食べると甘いです。ひさしぶりの出羽桜の味。(^^;)


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室の中です。

綺麗で清潔なところは以前となんら変わりありません。

真ん中の盛り上がっているところで麹菌増殖中。


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釜場では明日の仕込みの準備の米張りを行っていました。
午前中に比べれば夕方の作業はややのんびりしています。

午前中は戦争のようになったりもしますが。(^^;)


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こちらは釜場のとなりにある水場です。

洗米機も私がお世話になっていた頃のものが元気にがんばっておりました。


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この時点でこれからお酒になる米がまだたくさんあります。
造りの作業はまだまだ続きます。

杜氏がちょうどお休みだったのと、お会いしたかった蔵人が何人かいらっしゃらなかったのが残念ですが、皆さん本当にお元気でした。

またお邪魔いたしますのでよろしくお願いいたします。(^^)

申請手続き

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免許の申請手続きについて税務署の担当官の方がお見えになられました。
どぶろく酒造に必要な保健所の許可証も来ました。


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神棚の横に庄内の風景写真を飾ってみました。

駐車場完成

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駐車場の枠線が出来上がりました。

店舗前の駐車場は狭くて4台ほどしか車が置けませんでしたが、これで随分広くなりました。

スタッフの通勤の車や配達の車は店舗側でなく全てこちら側に置くことにしました。

竣工式


今日は神主さんに来ていただいて竣工式となりました。
建設会社の菅原工務所社長もお見えになりました。



はらいたまえ〜きよめたまえ〜


ばさっ! ばさっ!


最後にみんなで御神酒を飲みます。

甑(こしき)始動!


本日は快晴!
駐車場のアスファルトも完成しました。

建物の中では...



着火!


ごーーー!
ということで、甑の試運転です。
業務用の新しいものだけあって、蒸しはたいへん強力です。
酒造りに使う蒸し器は火力はあるにこしたことはありません。


そして、これ!
これがセイロを上げ下げするハンドル。
これがあると作業効率が非常に良いです。


セイロを上げ下げする石垣冷機の石垣社長


ガスは強力なプロパン。
一番左はガスを担当してくださった日の出石油さんです。
記念にスタッフでパチリ。
湯気がすごいです。


仕込みに使うタンクも到着。
これは100Lタンクです。


これらの箱の中もタンクです。


酒造場は社長自ら清掃作業中です。


建物の外では駐車場の枠線引きが始まりました。
今回も塗装作業も酒田塗装さんです。

舗装工事


アスファルトを敷いていきます。
この作業は人海戦術。



大人数で一気に行うようです。


建物横の通路を作業中



裏は完全に更地になりました。
ずいぶん広々しています。


建物裏は作業終了


建物の表にとりかかっています。
隣の敷地には美容院が新しく出来るそうです。

酒造場ほぼ完成


なんとか1月いっぱいで建築工事が完了しました。
神棚を設置しました。
松尾様(お酒の神様)のお札も用意しないと。(^^;)


タンクや醸造に必要な器具などは入っていませんが、酒造場はこんな感じです。


流しの横に作業台が付きました。
ここにアルコール分析につかう機器を設置する予定です。


看板が付きました。
どぶろく製造の会社は「酒田醗酵」です。(^^)


昨日で砂利の敷設は終わりました。
小さい砂利の上に大きい砂利を敷きました。
最後に舗装工事を行います。


松嶺の冨士の斉藤社長より、放冷用の台を譲っていただきました。
使い込んであって木の香りが抜けているのでたいへんよいです。
ありがとうございます。


裏の敷地は整地が進んでいます。