神杜氏来店

酒田研醸会が毎年開催している、持ち寄りのきき酒会の帰りに、東の麓の神杜氏が寄って下さいました。
前日の見学ではお世話になりました。(^^)
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仙台 藤崎デパート様でどぶろく出張販売中です

仙台 藤崎デパート様の御依頼で明日(3月5日)まで出張販売行っています。父と若手社員の二人が行っていますのでお近くの方はぜひ行ってみて下さい。
日本一を獲得した酒田醗酵のどぶろくと、ただいま人気急上昇中の米麹100%の甘酒も販売しております。
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庄内でNo.1の文化情報誌Cradleに掲載されました

庄内地域に配布されている文化情報誌Cradle(クレードル)3月号に掲載していただきました。
Cradleは、前身のSPOON時代から丁寧な取材と美しい写真、そして地域の文化を丹念に取り上げている庄内を代表する情報誌です。
掲載後さまざまな方からお声がけ頂きました。コマツ・コーポレーション様、ご覧いただいたお客様どうもありがとうございます。
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東の麓 蔵見学

「自信の持てる酒ができたら持ってきます! 」と言い残して東北泉から東の麓へ移籍した神杜氏。

3年ほど経ちましたが...何も音沙汰がありません。

ということで、こちらから行ってみることにしました。

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雪はだいぶ少なくなりましたが、まだあちあちに残雪があります。


放冷機(蒸米を冷やす機械)は通常の蔵元の半分ほどの幅のもの。

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玄関には大きな酒林がありました。

東の麓は1896年(明治29年)創業です。

江戸時代、米沢宮内地方で、領主より特権を得ていた在郷商人酒田屋利右衛門氏の酒造部門を、当家六代栄次が引き継ぎ創業したもので、以来現在まで古い伝統を守りながら、たゆまざる酒造技術を重ねています。

山形県南部に位置する置賜盆地は吾妻連峰を望み、澄んだ大気、厳しい冬の雪と寒さ、そして清らかな水が酒造りに非常に適した地で東の麓は醸されます。

造りは2017年現在、7名で行っています。
製造部長と杜氏の神杜氏以外は造りの時期だけ蔵に入る季節労働の方になります。
東の麓は創業以来、明治・大正・昭和の蔵を継ぎ足すかたちで製造を行っております。

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平成28年9月には俳優の東山紀之さんがいらしたんですね。

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この方が神(じん)杜氏です。

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この日は明日の仕込みのために原料米の前処理も行っていました。

仕込み水は軟水で水道水を濾過して使用しています。
水道水といってもダムから取水している良好の水質の水です。

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こちらは釜場です。昔ながらの甑(こしき)を使用しています。

内陸部のためかなり冬期間はかなり気温が低く、神杜氏によれば、蒸しは東北泉時代よりも10分長く行っているそうです。

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放冷機は一般的なサイズの約半分で、下に車輪がついているため可動式で使用していないときは片付けることができます。

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東の麓の心臓部といえる麹室(こうじむろ・麹を製造する部屋です)

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立派な麹室で中はかなり広いです。

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麹室は床麹を止め、引き込みの場所を広く取る形に変更しました。
東北泉時代の箱麹を導入し、東北泉で培った技術を東の麓で応用すべく、試行錯誤をしています。

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メインは箱麹ですが、鑑評会出品酒は若手への技術継承の意味合いも込めて蓋麹で仕込んでいるそうです。

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完成間近の麹を眺める神杜氏。

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仕込みに使用しているタンクの大きさは600kg〜2tまでで、サーマルタンクは4本あります。

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サーマルタンクでないタンクは温度管理にスターフィン(星型)の水冷式冷却装置を使用しています。

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造りは速醸だけでなく、山廃仕込も行っており泡無し酵母も使用しています。

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東の麓では2016年に薮田式圧搾機を新規に設置し、今後少しずつ造りの設備の改良を重ねていくそうです。
画像の青い機械が圧搾機です。

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数々の賞に輝く蔵元ですが、名杜氏が加わり今後がさらに楽しみな蔵元です。

また、近年になって東北芸術工科大学の学生がプロデュースとデザインをした新ブランド「天弓」も人気を博しています。
「天弓」とは、雨が降った後の晴れた空に見られる「虹」のことを意味しています。

天気の「晴れ」は、「ハレ」として節目を指す言葉としても用いられ、儀礼などの「特別な日」を指します。これに対し、「ケ」は「普段の日」を表すとされています。

「天弓」は、そんな「ハレ」の日にも「ケ」の日にも、感謝の気持ちを届けてくれる日本酒として開発されました。ラベルは虹をベースとしながら、「ハレ」と「ケ」の日々をそれぞれ表すデザインとなっています。

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天弓シリーズを中心にこの日はさまざまな酒を試飲させていただきました。

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残念ながら私は運転手で試飲は妻が...。

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最後に進藤製造部長と一緒に記念撮影。
天弓、今後取り扱ってまいりますのでみなさんどうぞよろしくお願いいたします。

これから酒質向上が期待される新規取扱銘柄です。

東の麓 天弓 販売ページ

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