醸造家 岩谷澄人(いわや すみと)氏からのメッセージ
「足さず引かず」それが僕の作るワインです。
僕は28年その理念に基づき作ってきたのが「にごりワイン」です。
その年々の葡萄の個性から発せられるエネルギーを感じワイン作りをする。
この単純明快なものが僕には会うんです。
特に「ラブルスカ(生食用葡萄品種)」には日本固有のDNAが刻み込まれていると感じ、そのラブルスカから生れるワインに夢を感じています。
もちろんヴィニフェラ(ワイン専用種)にもです。
その夢の実現の場所として葡萄産地として歴史ある「山形県南陽市」に決めました。
これから発する「Yellow Magic Winery」のワインにご期待ください。
「YellowMagicWinery」とは「黄色魔術醸造所」。
アジア、そして日本人の感性に響く、この地に生まれてよかったと感じられる「日本ワイン」をコンセプトとして設立しました。
僕達の考えている事。 畑の事。葡萄の事。醸造の事。
ビニール被覆する。
僕達の棚仕立ての畑は全てビニール被覆をしています。それは、農薬を撒かずに病気から守る為です。
ビニール被覆したら「自然じゃない」「温室育ちのハウス栽培か」と言われるかもしれませんが、僕はそう思っていません。
棚の上部のみにビニール被覆をしている為、サイドを閉じていない為に心地よい風が走り、温室とは違います。 丁度、「傘」を差す感じかな。葡萄の病気の誘因は殆どが「雨」と思っています。
「雨」による影響の軽減が「農薬無散布(有機栽培では許されるボルドー液や硫黄合剤も散布しません)」を可能にしてくれていると感じています。
しかしながら葡萄の根にとっては雨の水分も大事と考え、ギリギリのタイミングまでビニール被覆をしません。 開花の直前がベストと考えて、他の農家さんより2ヶ月近く遅く被覆作業をしています。 このことにより開花時の「高温障害」を避けられて「健全」な果粒の育成に繋がっていきます。
ここ置賜地方、そして赤湯の地区は四方の山々に囲まれ、「アジアのアルカディア 」と呼ばれている盆地平野です。 山の斜面への上昇気流と下降気流での空気の入れ替わりが毎日行われ、ビニール被覆した圃場でもその現象が起きます。 そういう恩恵を受けながら、僕達はここで「農薬無散布」を続けていきたいと思います。
皮を厚くする。
僕達が考えている事は、葡萄の「皮」を厚くする事です。それは葡萄の粒を支える「果梗」も太くなる事を意味しています。 この2つの意味は、デラウエア(僕達のデラウエア は全て有核(種あり)です。) に関しては、僕達が作る「醸し(皮や果梗も一緒に発酵させる事)ワイン」には大事な意味を持つからです。
果皮や果梗には無数に自然酵母が住みついています。先ほどの「農薬無散布」によって守られた自然酵母達が「醸し」によって、僕達でしか作れない「味覚」を齎してくれるのです。
培養酵母の利点も30年近く醸造してきた人間なのでよく知っているつもりです。それによって素晴らしいワインを作られている方も多いのも知っています。けれども、僕達はここ赤湯で育った葡萄と自然酵母で生まれる「赤湯」のワインを作りたいのです。
ワイン作りは「農」であり、その根拠を見つめていきたいからです。僕達が「醸し」をする意味はそういう事からです。果皮が厚く、果梗が太ければ、より長い期間の浸出が可能になり、特に果皮の厚さの中の「成分」が「強さ」となり酸化防止剤を使わずに「長期熟成」のワインの仕込みも可能となります。
「農薬無散布」が、実は僕達の「ワイン」の味覚の構成を担っていると理解してもらえると思います。
引き出す。
僕達のワインは全て「自然発酵」です。断っておきますが、健全な発酵を期待出来ない時の為にキチンと培養酵母も用意しています。
僕達の圃場では収穫時に選果して収穫します。腐敗果を工場内に持ち込む事は「自然発酵」にとって、 そして場内環境において一番厄介な結果をもたらすからです。
場内環境は清潔が基本です。そして場内温度を極力低温にする事です。 仕込み時には常に10℃以下の環境を作り、酵母以外が発生しないようにしています。夏でも体が震えるような寒さです(笑)。
この低温の下、自然酵母は2週間ぐらいかけて発酵が開始していきます。 この間のコールドマセラシオンにより、果汁に果皮や果梗からの成分が溶け込み、独特な旨味が形成されていきます。
そこからの発酵も低温の為、ジワジワ発酵です。更に成分が溶け込み続けていきます。 最終仕込みとして平均40日間かけます。これは他の品種の葡萄も同じです。
なかには合計4ヶ月発酵させたワインもあります。圃場から連れてきた葡萄に付着する「自然酵母」による「自然発酵」は毎年同じワインが生まれることが無いという楽しさをこの仕込みで楽しんでいます。
浸け込み浸けこみと繰り返す僕達の作り方は「農」を「引き出す」という事になります。その年の農作業を思い出させる為に。そして「感謝」として。
イエローマジックワイナリー YellowMagicWinery 商品一覧
2023年は収穫出来るようになり品種単体ではなく、「畑を味わう」つもりで全てを低温混醸醸しをしました。
やっと「畑」を表現できる「柔らかい」味になってくれて、スパイシーさとゆるい旨みワインとしてお楽しみいただけます。
脂の香り高い肉料理のラムチョップやジンギスカンとかにおすすめです。
開けたては「シュワシュワ」していますが開栓後2日目の変化はくすぐるものがあります。
父から引き継いだデラウエアの完熟前の青デラのタイミングで作ったワインです。
程よい乳酸を感じられる味わいです。
2024年産はセイベルが主体になっており、⾹りの主張だけではなく味わいも楽しめるようになっています。
「オレンジワイン」として凄く馴染みやすい味わいですので、多種多様な料理と合わせてお楽しみください。
「Pump up」とネーミングをつけたのは、弾けるという意味と熱中、興奮するを意味しています。
このワインで少しでも楽しんで前に進んで欲しいと思ってつけました。
ユルユルスルスルのワインを表現したいと思い、この製法で作りました。
僅かな⻘臭さを感じますが、複雑な旨余韻が楽しめるワインです。
鮮やかなパープルに このワインの熟成の可能性も感じられます。
今も楽しめ そして寝かしても楽しめる。ワインを楽しむ変わらぬ姿「Alternative」を感じながらお楽しみください。
「フルーツパンチ」ならぬイエローマジックワイナリーの「イエマジパンチ」でこれ からの季節と共にお楽しみください。
⾹り⾼いキャンベルの発泡はエスニック料理や中華など⾊んな⾹りを特徴とした料理にも合います。
開栓時の溌剌と開栓後のワイン本体の旨味が楽しめる2段階美味しいワインです。
⽗から引き継いだ耕作放棄地を彼⾃⾝初の圃場開墾で作ったメルロとベリーAを120 ⽇間醸しを⾏いました。
低温での醸しと乳酸醗酵(M L F)から⽣まれるスルスルユルユルな感じは冷やしても常温でも⼤丈夫。 いろんな場⾯でお楽しみください。
香り高いナイアガラの香りを敢えて壊し、より食との相性の幅を考えてセイベルを加えてオレンジ仕上げにし、 シナモン・ローズマリー・タイム香、口に含むと広がるジューシーなビターオレンジ、そして本来の果実の味覚。 このことにより、エスニック料理や中華など色んな香りを特徴とした料理にも合います。
お届けのビンテージは2024です
750ml 2,970円 完売フレンチオーク発酵特有の柔なかなテクスチャーと酸との兼ね合いは⾊んな⾷とのシーンに合うでしょう。
お届けのビンテージは2024です
750ml 3,850円皮からの旨味、程よいタンニンの抽出も促され、「香り高い」プラス「旨味」の味わいに仕上がりました。
冷やしてスルリといけるワインを目指しています。多種多様な料理と合わせてお楽しみください。
瓶からグラスに注ぐと、細かい乳酸発酵の炭酸ガスが芳しい。
ただ単に酸っぱいワインとしての「青デラ」では無く、「ピンクデラ」という新しい生育カテゴリーの面白さを探求しました。





















オレンジ⾊に染まるワインですが ⾹りはかなりキュートな柑橘感で味わいは優しく、アクの強いオレンジワインとは違い、まさに彼らの姿 勢のよう。