時代・様式を異にする建築物が建ち並んで歴史を凝縮したような不思議な空間を創り出している致道博物館。 ここを訪れれば、先人達から受け継がれてきた生活文化の数々、城下町を基盤として発展してきた歴史、そして、明治以降今日までの街の姿が見えてきます。
優美な西洋建築の中でひときわ目を引く茅屋根の建物、田麦俣多層民家は豪雪の山村・湯殿山麓から移築したもの。厳しい自然に生きてきた人々の息づきが聞こえてきます。
“いぶり出し”の風景は、まるでお伽話のひとこまを眺めているよう...。 別棟の収蔵庫では「ばんどり」や酒器、漁猟用具など国指定になった郷土の民族文化財の数々が展示されており、そのコレクションの豊富さには目を見張ることでしょう。
ここでもまた、豊かな風土と伝統が織り成してきた、素朴な人間味のにじみ出た生活の美にふれることができます。
中央に構える旧庄内藩主・酒井家御隠殿は美しい庭園を有し、大名屋敷の面影を今に伝えています。 藩政時代ゆかりの展示品の中でもユニークなのが、古い伝統を誇る庄内竿が保存されていること。
実はこれ、藩と磯釣りの密接な関わりを顕すものでもあるのです。
庄内藩士は学問、武道の他に磯釣りができてはじめて一人前とされてきました。 長い道のりを歩き、日本海の荒波に立ち向かうことで、たくましい肉体と気概を養い、また地元に伝わる風習に親しむことで、積極的に自然風土に溶け込ませようしたことが、磯釣りが奨励された理由だと伝えられています。
| ●住所: |
鶴岡市家中新町 |
| ●TEL: |
0235-22-1199 |
| ●開館時間: |
午前9時~午後4時30分 |
| ●定休日: |
12/28~1/3 |
| ●料金: |
大人:620円、学生:360円、小中250円 |
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