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ヘッドカバーは塗装を全て剥がして研磨。 この加工は依頼していないがチューナーS氏の趣味でこのように たいへん美しいヘッドカバーへと変貌した。
この後、スプレーにてメタリックブルーに塗装が施された。 クランクも徹底してクリーニングが施された。ダイナミックバランスは 追及していないがマイクロゲージによる測定済み。
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ヘッドにカムが装着された状態。ノーマルカムは軸受け部にかじりが 見られたためNG。HKSの256度のコンカムを採用する予定が
あったが総予算をオーバーしたため残念ながら見送り。 作用角・リフト量ともにターボ用カムよりも大きいらしく 純正流用のライトチューンカムとも呼べる。
5,000rpmから上でさらにもう一段吹ける高回転の伸びはカムによるところが 大きそうだ。
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画像が白飛びしてしまうほど徹底して磨き込まれたシリンダーヘッド& 燃焼室。ご覧のとおりバルブはまだ挿入されていない。 加工前のカーボンだらけの真っ黒な燃焼室が想像できない。
ヘッドの上には挿入されるバルブが位置ごとに並べられている。
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燃焼室はご覧の通りぴかぴかのいわゆる鏡面加工状態。 バルブは挿入されているがシートカット・擦り合わせ等も万全。 チューナーS氏によると3S-GTEの燃焼室はそんなに悪くない形状とのこと。
燃焼室は容積合わせも行われた。O/Hとはいえ、ここまで 徹底して加工やバランス取りを行ってくれるとは素晴らしいの 一言に尽きる。
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EX側のポートをみたところ。 段付き修正が行われ内部も鏡面加工済み。絞りまでいれられかなり 効率の良さそうなポートに変更された。
残念ながら素人の私にはどこがどう盛られどう削られたのか判別 するのは不可能だが...。
向かって右側から2番目の ポートの上にYAMAHAの刻印があるのがわかるだろうか?
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ヘッドまわりのパーツ一式とピストン & コンロッド類。 ワイヤー(?)でひとまとめにされているのはバルブスプリング。 ヘッドはシートカット、ポート研磨修正等のあらゆる
作業を終えて後は組み上げるのみの状態。 それにしても、加工前の状態を考えるとここまで美しく クリーニングできるものだろうかと思えるほど。
各部のバランスもきちんととられ、チューナーS氏の手によって クリアランスを調整しながら部品が一つ一つ組まれていく。
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見よ!このシリンダー壁面を!
まさしく鏡面。鏡のように磨かれたシリンダーを反射している。 シリンダーも測定した結果そのまま使用できると判明。 ヘッドや燃焼室はスラッジ
& カーボンだらけで酷い状態だったが シリンダー内は思いの外、良いコンディションが保たれていた。 ボーリングの必要性も無く研磨
& 修正程度にとどまる。
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ヘッドとシリンダーがドッキングしカムにはスプロケットが 装着された。タイミングベルトも張られている。 注目すべきはスライドカムスプロケット。
これでバルブタイミングの変更が可能になった。 このパーツ、ショップに何故か転がっていてチューナーS氏の はからいで取りつけて頂くことになった。
ヘッドに付いているメーターらしきものはコンプレッション ゲージだろうか?
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