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どぶろく アーカイブ
test
- 2006年7月20日 15:42
- どぶろく
testです。
この日から「どぶろぐ」スタートです。
ですので、この日より前の日記は回顧録です。
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飯豊町 白川荘さんにお邪魔してきました
- 2006年7月14日 21:39
- どぶろく
この日は工業技術センターで一緒に研修を受けている、飯豊町の白川荘さんにどぶろくの醸造設備を見学しにいきました。
飯豊町は山形県と新潟県の県境にある山深い町です。山形県では最も早くどぶろく特区に申請されて、一昨年から醸造に入っている山形県のどぶろく先進地です。
ここが白川荘。自然に恵まれた渓流のそばにある温泉宿です。
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「ぶろぐ」を始めてみようかな?
- 2006年6月 8日 22:28
- どぶろく
すっかり更地になった隣のスペース。
ここに「どぶろく工場」(という名前の小屋 ^^;)を作ることを目標に、山形県工業技術センター通いをすることになりました。
これから二ヶ月、さくらんぼやだだちゃ豆のシーズンと重なり、かなり厳しいのですが、がんばって前進していきたいと思います。
Do Blog で「どぶろぐ」なんてダメですかね。(^^;)
「く」が「ぐ」なのは東北地方ということで...。
研修から、醸造、販売にこぎ着けるまでの苦悩を日記にするのもいいかも。
今のどぶろくの現状は、かつての「地ビール」と同じようです。簡単に飛びつくと大やけどするとか。
もちろん私達も作れば売れるなんて簡単なことは考えていません。今まで行ってきた、地酒の地方発送・長期熟成酒・地酒山居倉庫(PB)・オリジナル商品の開発・ネット販売・だだちゃ豆・さくらんぼ全て試行錯誤、苦労の連続でした。
他と違うことが大好きな変わり者の店ですので、こういうのはなれっこです。というか販売ルート(これが一番大事)はある程度確保していますし、挑戦してやるだけの価値はある事業だと思っています。地域のためにもやらなければいけない仕事なのだとも思います。
それに、やっぱり他人のふんどしだけじゃつまらないですからね。スタッフ全員と家族のバックアップを背に責任重大ですが、蔵元で過ごした造りの修行期間が生かされるかもしれませんし。
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久しぶりの山形工業技術センター
- 2006年6月 1日 21:47
- どぶろく
どぶろく造りには、さまざまな難関を乗り越えていかなければならないようです。
社長が酒田市に問い合わせたところ、山形県工業技術センターでどぶろく造りの講習を受ける必要があるとのこと。今日はその説明会でした。
工業技術センターというと、山形県の酒造りの総本山とも呼べるところで、ここには泣く子も笑う...じゃなかった泣く子もだまる、小関先生もいらっしゃるのでした。
今の山形県の吟醸酒を牽引してきた中心部です。
講習を希望されている方が、結構居て、総勢で10名くらいでしょうか。みなさん結構緊張されています。
ご挨拶させて頂くと、みなさん宿泊や飲食業の方々が多く、施設内で料理などと一緒にどぶろくを出すことを考えておられるようです。
厨房等の施設も当然既にありますから、そういう点では現実的ですよね。既にどぶろく醸造をしているところもそういうところばかりのようです。
一酒屋(小売店)が何もない、ゼロの状態から始めるというのは過去に例が無いようです。(^^;;)
私は技術センタ−は吟醸酒の一般公開等で訪れていたので久しぶりでした。
20日間の出席義務があり、最後にはレポート提出もあります。これをクリアして初めて卒業となるようです。
それにしても山形まで通うのは結構たいへんです。いっそウィークリーマンションでも借りて...とも思ったのですが、さくらんぼやだだちゃ豆の発送があるのでそうも行きません。(T^T)
経費節減で高速道路を使わず通うことにします。
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■ どぶろくは儲からない?
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正直なところ、
小関先生からも
「どぶろくは儲かりません」(きっぱり)
と言われました。(^^;)
どぶろくは各地で特区扱いになって、始めるところが増えているようですが、一時期どんどんメーカーが増えて、あっという間に衰退したところがほとんどの地ビールと同じと考えて欲しいとのことでした。
始めるのは誰でも出来るが、続けていくのは相当たいへんなようです。
「それも覚悟でやるなら作り方教えます」
小関先生とは何度も面識があって一緒にお酒も飲みましたが、相変わらずの小関節健在でした。(^^;)
まぁ、冗談ではなく本当のことだと思いますが。
もちろん商売ですので、利益が出なければいけないのですが、夢がある仕事も一つやってみたいです。チャレンジする価値があると思います。
とうことで、技術センターの門をくぐるか!? 否か?
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どぶろぐ造りスタート!
- 2006年4月 1日 00:23
- どぶろく
山形の地酒専門店 木川屋商店の高橋 修一です。
木川屋のどぶろく造りのブログ、どブログへようこそ!!
国から酒販店免許を交付されている酒販店たるもの、どぶろく(密造酒造り)とは何事か! ...というわけではなくて(^^;)、当店のある酒田市が「どぶろく特区」に認定されました。
2006年 4月20日の地方紙の記事の抜粋です。
――――― 抜粋ここから
【「酒田どぶろく特区」認定 遊佐町と県・鶴岡市 2地域再生計画も】
国が地域限定で規制緩和する構造改革特別区域(特区)と、地域の特性を活
かした振興策を国が支援する地域再生計画の認定書授与式が18日、首相官邸
で行われた。
酒田市の「酒田どぶろく特区」、県と鶴岡市による「日本海の豊かな資源を
生かしたまちづくり計画」、遊佐町の「遊水の郷『くらしの水』再生計画」
の3市町に認定書が交付された。
「酒田どぶろく特区」は市全域が対象エリア。農家民宿や農家レストランな
どを営む農業者が、自ら製造した米などの原料で濁酒(どぶろく)を作るこ
とを可能にする。
濁酒を特産品に育て、交流人口の増加や飲食関連業者の活性化、酒米作付け
による農地の保全、農家民宿による農業経営の多角化など、観光と農業の振
興を図っていく。
――――― 抜粋ここまで
面白いですね。(^^)
どぶろくとはいえ、自分たちでお酒を造ることが認められたのです。正確にはどぶろく(濁酒)を造ることは認められていましたが、年間6KL(キロリットル)以上、つまり(一升瓶で3333本以上)の生産を義務づけています。
これでは事実上、清酒メーカーのような大規模の設備そして販売力があるところ以外に造ることができません。
どぶろく特区はこの量の規制を緩和しています。きちんとした手続きをふめば、正々堂々とどぶろくを造ることができるのです。
ただし、その手続きも農地法や酒税、醸造技術研修、実際の施設の建築、資材、設備の手配、そして販路の獲得と多岐にわたり、かなりたいへんな仕事になりそうです。
当店は20年以上山形県の地酒を専門的に扱ってきましたが、自分たちで地酒を造ることができるという夢をおいかけて(^^;) スタッフ全員で協議した結果、リスクを承知の上で
『どぶろく造り』
を全くのゼロからスタートさせることになりました。
山形の地酒専門店として、お客様に楽しんでいただけるサービスを、そして、地酒の幅を広げ、酒文化の創造のために、是非とも取り組みたいと思います。
既存のどぶろくは、特区認定になっている地域の農家レストランやホテル経営などが行っているところはありますが、当店のような一酒販店、一小売店が独自にどぶろくを造っている例は過去にないようです。
どぶろくは、今まで販売してきた既存のお酒のシェアの一部をとることを目的としていません。
あくまでお酒の幅を広げる文化活動を第一の目的とし、郷土の味として従来の清酒と相乗効果で山形県産酒をもっと普及できる足がかりにと考えています。
山形県は自他ともに認める「吟醸県」ですが、フルーティで香りのある奇麗で澄んだお酒だけでなく、こういうのもあったほうが、より吟醸も引き立つ
のではないでしょうか?
設備も全くないので、資金的にも実現できるかまだ不透明ですが、初孫・上喜元・麓井・東北泉を始め、各蔵元からも情報や資材などご協力いただけそ
うです。本当にありがたいです。なんとか実現したいと思っています。
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■ どぶろぐ(Do! Blog)というブログ
――――――――――――――――――――
本来であれば、きちん醸造ができて商品が生産できる目処がたったところで、メールマガジン等でお知らせするべきなのかもしれませんが、実現可能かどうかわからない状態から、壁にあたってそれを乗り越えるところを含めて、経過を常にお知らせしていこうと思います。
(乗り越えられなかったりする可能性もありますが ^^;;)
なので、本当に実現できるかどうかはやってみないとわかりません。(^^;;)
問題の最大はやはり資金と安定した販売ですが、それには安定した酒質を確保できるか、そしてそれをきちんとお客様に供給できるかなど問題は山積みです。
とりあえず目的を簡単にまとめてみました。
1・山形の地酒の活性化
2・地酒の味わいの幅の拡充
3・庄内米を活用することによる農地活性化
4・豊かな地酒文化の創造
5・飲み手も参加できる酒造り
このブログを読んでいただけているの皆様も興味があるのは5番でしょうか?
もしうまくいけば、体験醸造なんてできるかもしれません。そうしたら、皆さんだけの本当のオリジナルのお酒ができるのです! (^^)
仕込みには約4日ほどかかりますが、この間の作業を体験されて、もろみになってからの経過をその都度、画像を添付したメールでお知らせしたりする
と楽しくないですか?
だんだんお酒が出来上がっていく様子が見れますよ。(^^)
もろみの現状をお客様に報告して、行える操作(温度の調整など)をお客様にお知らせして選択してもらう、そうやってお客様オリジナルのどぶろくが
造れたら面白いのではないでしょうか?
そう! 気分は杜氏(とうじ)です! (^^;;;)
どぶろくは、飲んで味わうのも楽しいですが、もう一つの大きい楽しみはやっぱり自分で造ることでないかなと思っています。
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■ 最後に
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今まで当店が先駆けて行ってきた熟成酒やさくらんぼ・だだちゃ豆などの特産品の地方発送。名入れサービス・オリジナル地酒の開発など、さまざまなサービスが他店でも同様に展開するケースが数多くありました。
ときにはページデザインや画像や文章がそのまま使われてしまうこともありました。これには抗議させて頂きましたが、それでも真似をされるというの
は、それだけ魅力がある証拠なのではないかなと、手前味噌ではありますが、当店では前向きにそう考えています。
他店の真似ではなく、他店がやっていない新しいこと、今までに例がないこと、私達がやってみたい新しいテーマに、これから挑戦していきたいと思い
ます。
今年から新しく挑戦するテーマは、この「どぶろく造り」です。
実現に向けて精一杯努力していきますので、皆様どうかよろしくお願いいたします。(^^)
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