2日目です。
井上杜氏と浦里さんを捕まえて夜中まで話しすぎました。お二人共お疲れだったのにごめんなさい。
酒蔵の朝は早いです。泊まりの人たちが一仕事したら、普通に出勤する方たちがどんどんと仕事を進めます。
こちらは仕込み部屋2Fの酒母室です。
醪も毎日分析が行われます。
酒母室へ続く階段は結構急ですが、ここを蒸し米などを担いで登ります。
洗米作業です。水流を利用して米を洗います。
鑑評会用の大吟醸などは素手での手洗い作業です。
こういった具合に大量に水を使う必要があるのが酒造り。
質も量も良い水があるところでないと酒蔵は困ります。
米はバケットに入れられ、チェーンホイストで吊るして運びます。
こういった設備に無い昔は重労働だったと思います。
蒸しあがるまでの時間を使って杜氏はお酒のチェックを行っていました。
笑顔の若い方は吉田さん。私よりも年下ですが、私にとっては酒造りの先生でもあります。
彼のご実家は山形市の酒の郷 吉田酒店さん。
私が修行に来ていたときは出羽桜の製造社員でした。
麹造りも担当されていた方です。
今回の研修は吉田さんとご一緒できたのが嬉しかったです。
これは若手の仕事。掘っているのは利根錦から修行に来られた研修生の永井さん。
彼もイケメンです。w
掘った米をベルトコンベアに入れているのは、なんと京都大学大学院を中退されてまで出羽桜に入社した市村さん。
こちらは齋藤さん。齋藤さんも以前研修でお邪魔したときにたいへんかわいがっていただきました。
お元気そうでなによりでした。
蒸し上げた米はベルトコンベアで左の放冷機(空気を下から抜いて蒸し米を冷やす)に入れられます。
釜堀は造り酒屋の仕事の中でも一番の重労働。
腰を痛めたりするので若手の仕事です。
放冷機は温度のチェックと蒸米をほぐすために頭の村山さんが立ちます。
昔研修に来た時に年配の方がいらしたのですが、あのときいらした方は退職されたりで村山さんだけになってしまいました。
櫂入れする吉田さん。
この日は私と吉田さんが櫂入れ担当。
このタンクは留め仕込み(米をたくさん入れます)の日なので、どんどん重くなる醪をひたすら櫂突きします。
これも結構重労働です。
井上杜氏はベルトの清掃。午前の作業はこれで終わりです。
その2に続く