軽快な旨さと清流のような喉越しの飲み手を選ばない酒
楯野川(楯の川)・たてのかわ
安政元年(1854)に酒造業を開始したのが楯の川酒造。近年、六代目になる佐藤淳平社長のもと、銘柄「楯野川」が復活。少量高品質をモットーに酒が醸されています。原料米は酒造好適米にこだわり、地元山形県の酒造好適米“出羽燦々”と“美山錦”、並びに近年山形で開発された“出羽の里”を主力に、100%酒造好適米を使用。
2006年からは地元庄内町の専業農家に依頼し、出羽燦々と美山錦は全量契約栽培を行い、精米も最新式の精米機にて全量自家精米を行っております。
手を抜かない真摯な酒造り
楯野川の酒造りはとてもオーソドックスで奇をてらった酒造りはしていません。手間を惜しまず丁寧に飲み手を考えた製造方法を特定のお酒だけでなく、ほぼ全製品に行っています。
自社で精米機を保有し、精米から丁寧に行い、麹(こうじ)は全量麹蓋で造り、全て瓶火入れ(蛇管を使わず1本1本お燗をつけるように火入れを行う)、全量無炭素濾過(活性炭を一切使わない濾過)、そして冷蔵室での品質管理。言葉にすれば簡単ですがなかなか続けることはできない手間をかけた酒造りです。
軽快できめ細かい旨さが光る酒
楯野川の酒は無炭素濾過とは思えないほど澄んだ味わいがします。飲み手によっては「軽い」と感じてしまうかも知れませんが、けして「軽薄」ではなく「軽快」です。快く飲め、杯が進む酒。それでいて芯がしっかりとある酒質です。
清酒が苦手な方からいろいろなお酒を嗜まれた方まで、飲み手を選ばず楽しんでいただけるお薦め品です。
近年、ヨーグルトなどを使用した全国初のリキュールを市販化したりと清酒以外の造りにも意欲的な蔵元です。
・2010年 楯の川蔵見学
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