第八回 しぼりたて新酒ときき酒を楽しむ会

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今回も参加しました、しぼりたて新酒ときき酒を楽しむ会。
受付には酒田商工会議所レクリエーションセンターの方々。
初孫の学さんは今回もお手伝いです。

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こちらはきき酒会場。


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戦いの前の静けさ...。(^^;)


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もう片方の会場です。
お酒は酒田酒造協議会で準備しています。
出題は麓井の市郎さん。


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今年も豪華な景品が勢揃いです。
景品をチェックしているのは初孫の久介さん。


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会場には続々と参加者の皆様が詰めかけています。
当初100人未満の会だったのが、毎年参加者が増え、今回は会場の限界の130人です。
1月中にチケットが売り切れてしまい、涙を飲んだ方も少なからず。


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当店スタッフも参加。


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仕事が終わってすぐ参加です。


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蔵元の関係者も勢揃いです。


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さぁ、いよいよ開始です。


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まずは加藤代表がご挨拶。
今回で商工会議所主催のこの会は終わります。
次回以降はおそらく酒造協議会主催になるはずです。
長い間ご苦労様でした。


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こちらは商工会議所事務局の梅津さん。となりは杉勇の茨木さんと麓井の市郎さん。


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きき酒のルールを説明する市郎さん。
怒っているわけではありません。(^^;)
真剣なのです。


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それをじっと聞く、日和山ホテルの佐藤さん。


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みなさんきき酒会場に移動です。


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EPSON軍団は最大派閥です。(^^;)


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本間さんもカメラ目線で入場。


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当店スタッフも。
由紀、真面目にがんばりなさい。


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スタッフ山崎・古家・高山・真田も。
新しいスタッフの真田さんは初参加です。
結果やいかに?


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きき酒中の山崎。
去年よりよい成績を目指しますと意気込んでいました。


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優勝経験もある妻の由紀。
真剣です。


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一度休憩して、次の会場に。


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高山さんがんばってね。


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こちらは本間さん。
本間さんは前々回は妻と並んで同点優勝。
成績も安定していて、普段の酒飲みが伊達ではないことが証明されています。

いや、ほんとにEPSONのみなさんは舌が肥えてしまいましたねー。


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齋藤さんもほとんど毎回上位入賞です。


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金子さんも優勝経験者。


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スタッフ真田も一所懸命がんばります。
販売経験が豊富な方で、毎日みなと市場店・山居倉庫店でがんばっています。
お酒に対する勉強熱心さは見習うべきところも。


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こちらは山居倉庫店担当の高山。
彼女も今回初参加。
販売能力はエース級の彼女。きき酒能力は???


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そろそろ投票ですよー。


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無事にきき酒も終わって、乾杯のあいさつ。
いやーお疲れ様でした。(^^)


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みんなごくろうさん。


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綱淵さんと妹の渡部さんもほっとひといき。
いつもお世話になっております。
きき酒わかりましたか?


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こちらではきき酒大会最大会派のEPSON派が結果について検討中。(^^;)
EPSON派は3卓ほどあります。


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スタッフ古家が真田にお酒についてレクチャー中。
山ちゃんは食べ物に夢中。


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競技も終わったのでみなさんリラックスしたムードで楽しんでいます。


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蔵元のブースでは各蔵が自慢のお酒を持ち寄り。
飲み手は蔵元と直接話す機会が、蔵元は飲み手と直接話す機会があります。


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本間さんも上喜元...じゃなくて上機嫌。


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みなさんが楽しんでいる頃、協議会や商工会議所レクリエーション部は別室にて必死に採点中。


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各蔵元の挨拶です。
菊勇の高橋部長。


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上喜元の高橋さん。


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楯の川の高橋さん。
あー、なんだ? 高橋さんが続くなぁ。
そういう私も高橋ですが。


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ここで市郎君登場。
怒っていませんよ。PRしているのです。


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いつもにこにこの初孫の久介さん。


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杉勇の茨木さん。

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清泉川の佐藤さん。
だんだんピントがおかしくなってきました。


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松嶺の冨士の齋藤さんはピンぼけです。
ごめんなさい。


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菊勇の高橋さんがあいさつに来ていました。


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綱淵さんとツーショット。


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工藤さんは相変わらずハイテンションです。


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ここで回答説明。
みんな当たってますか?


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なんと綱淵さん飛び賞ゲット!
130人中20位は立派です!


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相変わらずこの人は強かった。
本間さんは今回は4位!


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おめでとうーかんぱーい。


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ごくごく。


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二位は齋藤さん。
スランプもあった齋藤さんですが、今回も上位です。
さすがですねぇ。
全国大会も経験されています。
今回も県大会がんばってください。


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そして優勝もEPSONの方でした。

当店スタッフは妻がいつもの定位置の18位。
初参加の高山・真田もなかなかの成績でした。
山ちゃんは前回よりも30位ほど順位をアップ。
古家さんは...また来年がんばって! (^^;;)

いねむり営業部長

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ストーブの前いねむりしている営業部長を発見しました。
メッカの方角に向かって頭を垂れているのではありません。

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ご覧とおり、ソファは営業部長の攻撃でぼろぼろです。
いや、その前からぼろぼろでしたが。(^^;)

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正面にまわっても眠っています。

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神妙です。

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ZZZ...

大山 立春朝しぼり

今年も参加してきました。
今年も鶴岡から出勤しているスタッフの山ちゃんにお任せ。(^^;)
ほんとにご苦労さんです。> 山ちゃん

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真剣な表情です。

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大山社長がご挨拶。
当日の夜中の0:00の時刻を回ると同時に上槽(搾り)を始めたそうです。
そうしないとこの早朝のラベル貼りの作業に間に合わないのです。
蔵人はほとんど徹夜ですね。

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販売店もがんばってラベル貼り。
搾った当日のものを出荷するのです。

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当店代表、山ちゃんも黙々と働きます。
撮影は武田庄司商店のちょーさんがしてくれました。

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瓶詰めラインで検品するのは本職の方。

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準備が出来てきて、

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段ボールにも詰められました。

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こちらも瓶詰めライン。

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火入れラインですかね?

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さぁ、大急ぎで出荷です。

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上からは大きな杉玉が吊されていました。
青々とした杉は新酒が出来た証です。

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ついでといってはなんですが、工場見学もしました。

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ここは酒母室ですかね?

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その後はお楽しみの蔵元提供の朝食。
これがまた旨い!
もちろん温海かぶ漬けもありますよ。

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出荷の最終仕上げは荘内神社での祈祷です。

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神主さんよろしくお願いします。

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はらいたまえ〜! とお酒を清めました。
このお酒が皆様のお手元に届くのです。

毎年大好評の立春朝搾りです。

楯の川 蔵見学

しばらく暖かい日が続いていましたが、昨日から一転して冬景色に逆戻り。
寒い中、防寒装備をしっかりと施して妻と楯の川酒造へ見学に行きました。

鑑評会用の醪(もろみ)もあるでしょうし、仕込みの大事な時期なので、もう少し後の時期に見学しようかとも思いましたが、現場が一番活気づいている時期に見て欲しいということで忙しいところをお邪魔しました。

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工場の白いカベが雪に溶け込んでいる蔵の外観。
建物がこのような造りで煙突があると、どれも酒蔵に見えてきてしまいます。

実は私が楯の川酒造にお邪魔するのはこれで二回目。
サラリーマンを辞めて、この仕事を始めて間もない頃に父(先代社長)とご挨拶に訪れたのでした。

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向かって左が楯の川の若き社長、佐藤淳平氏。
隣のスーツの方は昨年暮れに入社したばかりの営業 高橋さんです。

営業の高橋さんは入社間もないのですが、私たちが今日お邪魔することが決まったときも前日に新しく出来た当店の支店に視察に行かれたりと非常に熱心です。
礼儀正しくフレッシュで爽やかなところは社長ゆずりでしょうか。

この日は蔵元が用意して下さった六種類のお酒をきき酒しました。

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最初に見学したのが瓶詰め殺菌。
いわゆる「火入れ」作業ですが、楯の川では全てビン殺菌(ビン燗火入れ)を行っております。蛇管(じゃかん)は使わず風味を残したまま殺菌をしているのですが、全量これを行うのはかなりたいへんな作業です。

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洗米機を使った洗米作業。
この洗米機、便利なんですよね。
他にも泡で洗うタイプの大吟醸に使う洗米機もあります。
洗米は10kg単位で丁寧に行います。

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明日蒸す米を張って準備しているようです。
楯の川の場合、仕込みは半仕舞(はんじまい・一日置きに1本ずつ醪を仕込む)です。

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こちらが蒸しに使う釜。

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次に見たのが麹室。
現在の酒造りの心臓部ですね。

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中は整然としています。
蓋麹ももちろんあります。
大吟などは蓋麹ですが、それ以外の酒も10kg単位の箱麹できちんと造ります。
麹はオーソドックスな製法で、綺麗な仕上がりの酒のために突破精(つきはぜ)タイプです。

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社長が麹を食べさせて下さいましたので味見。

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酒母室です。
保温のためにアルミテープで目張りされています。
酒母はタンクの下にあんかを抱かせるタイプです。

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香りも楽しみました。

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次に醪室。
楯の川も少量高品質蔵の例に漏れず、大きなタンクは使わなくなってきてしまっているそうです。1.5tのタンクが最大の大きさですが、ほとんどそれ以下の大きさでの仕込みです。

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タンクも覗きました。
楯の川はタンクは開放型です。
このタンクはウオータージャケットが巻いてありました。
ひもつきの蓋は便利ですね。

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槽(ふね・圧搾機)は藪田が一基です。
もちろん雫採りも行っています。

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ある意味、ここが一番忙しいかも。(^^;)
瓶詰め後、ラベル貼りなどを行う出荷ブースです。
この日も出荷作業でみなさん大忙しです。

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忙しくさせている原因がこれ。
楯の川自慢のリキュールの製造機です。
ブレンド調合から火入れまで一環して行える優れものです。

火入れは品温が10℃程度のものをパネルヒーターで僅か3秒96℃まで上昇させ完了という機器です。これのお陰でヨーグルトリキュールの賞味期限が延長され、より安定した品質が維持できるようになったそうです。

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楯の川は清酒の醸造石数は600石ですが、自社精米を行っています。
これはその精米機です。
これ一つでお値段一千万円。

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ちょっとブレてしまいましたが、このように綺麗に精米されます。

一通り蔵を見学して事務所に戻ってきました。
きき酒用のお酒の温度がさきほどと変わって上がっているので、ここでもう一度きき酒。

毎年、少量をきき酒はしていましたが、年々造りがきめ細やかになっているなぁという印象がありましたが、6種類もきき酒すると印象が確信に変わります。

楯の川の酒は鳥海山系の伏流水を使っている蔵元らしく、清流のような澄んだ味わいが特徴です。「軽い」と一言で言ってしまえばそうかもしれませんが、「軽薄な軽さ」ではなく「軽快な軽さ」です。

その軽快さだけでなく、芯もしっかりとあります。

飲みやすく口当たりがよいだけでなく芯もある。
飲み手の間口は相当広いと言えます。

近い将来、アルコール添加を止め、全量純米以上の仕込みにする考えもあるとか。
若き社長のもと、田代杜氏をはじめ、蔵人・営業ともに生き生きとがんばっていました。

楯の川の酒は若々しく、フレッシュで、フットワークの軽く(軽快感のある)、しかも芯がある酒です。

どこか淳平社長の人柄とも似ている気がします。
酒は人を表すという言葉を思い出しました。

円熟を重ねて楯の川がどう変化していくのか、これからがたいへん楽しみな蔵元です。

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